行政書士 行政書士試験の難易度

大学生が在学中に行政書士を取るとどうなるのか【就職で不利になる?】

2019年8月25日

行政書士の勉強をするか迷う大学生「大学在学中に行政書士を取っておけば就職活動で有利になりそうだな。でも、仕事に関係ない資格を取ってたら逆に就職活動に不利になるのかな?」

 

 

行政書士試験の勉強をすべきか迷っている大学生向けの記事です。

 

結論から言うと、「行政書士はどの業界でも就職活動時にはプラスになる。ただし、そこそこ難しいのである程度覚悟が必要」です。

※就職活動で不利になることはありません。安心してください。

 

■もくじ

1 大学生が在学中に行政書士を取ると得られるメリット

2 在学中に合格する5つのポイント

 

この記事を書いているわたしは、行政書士の資格を持ち法務事務所で働いた経験があります。また新卒で行政書士法人に就職する人を何人か見てきました。

今回はこの経験をもとに「在学中に行政書士を取るメリットと合格のための6つのポイント」を解説します。

 

1 大学生が在学中に行政書士を取ると得られるメリット

大学在学中に行政書士の資格を取っておくメリットは多くあります。

 

具体例を簡単にまとめました。

メリット

①法学部生は単位が取りやすくなる

②就職に有利になる(特に不動産業界、士業事務所、金融業界)

③難関資格にチャレンジしやすくなる

④自信が持てる

 

法学部生は単位が取りやすくなる

試験科目である「民法」「会社法・商法」「憲法」「行政法」は行政書士試験の勉強をしていれば確実に大学の単位は取れます。同じ科目の勉強であるため相乗効果で結果が出やすくなります。

 

②就職に有利になる

就職活動で有利になることもメリットの1つです。しかし、全ての業界で有利になるわけではありません。

たとえば、IT業界の面接で行政書士の資格をアピールしても何の意味もありません。

行政書士の資格をアピールできる業界は以下の3つです。

1:不動産業界、2:金融業界、3:士業業界

 

③難関資格にチャレンジしやすくなる

在学中に行政書士試験に合格できれば、その後社会人になったあとにステップアップとして別の資格に挑戦しやすくなります。

 

行政書士と関連性のある資格は以下の記事でまとめていますのでご覧ください。

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④自信が持てる

抽象的なことですが、行政書士試験に合格すれば自信が持てます。合格率10%台の資格に大学生で合格することは凄いことです。合格してみて初めて分かることですが、意外と自信になります。

自信があれば、就職活動時のキャリアビジョンを考えたときに前向きな気持ちになることができます。

 

ポイント

・勉強に自信があれば迷わず取るべき

・自分に自信をつけるために勉強するのもあり

 

2 大学生が在学中に行政書士に受かる5つのポイント

法律の資格だし難しそうだと思いますが、実際は司法試験のように手の届かないような資格ではありません。大学生であっても十分在学中に行政書士試験に受かることができます。

 

しかし、行政書士試験では10代や20代の合格者はそれほど多くありません。なぜ大学生は行政書士試験に受かりにくいのか。これには1つの理由があります。

 

「大学生は試験範囲の勉強を終わらせずに受験する人が多い」

 

これが最大の理由です。そもそも勉強が終わってない段階で受験している人が多いのです。つまり、最後まで試験範囲を追わらせて勉強時間を確保することで大学在学中であっても合格することができます。

 

そこで、大学生が在学中に行政書士試験に受かる6つのポイントを解説します。

①学部が重要
②勉強の開始時期を決める
③在学中に合格したければ独学は避けるべき
④民法の勉強でつまづいたらきっぱりと勉強を辞める
⑤テキストと講座を選ぶ

 

①学部が重要

行政書士試験に受かるには法学部かどうかで合格のしやすさが変わってきます。

言うまでもなく法学部は「民法」「行政法」「会社法」といった行政書士試験の主要科目を大学の講義で学んでいます。大学で学んだ講義が行政書士試験と直結しています。法学部であれば行政書士試験に受かるのは難しくありません。

 

一方、他学部の学生は行政書士試験に不利なのでしょうか。学部の講義が行政書士試験に有利に働くことはありませんが、法学部の講義を他学部であっても受講する方法があります。

 

実は多くの大学では、他学部の専門科目を受講して取得した単位を卒業要件に入れることができる制度があります。大学のカリキュラムやシラバスを確認して、できるようであったら「民法」の講義をとることをおすすめします。大学の民法の講義は行政書士試験で問われる知識より深くより学問的です。大学の定期試験を受けると行政書士試験の民法の問題が簡単に感じます。

 

ちなみに大学の偏差値は関係ありません。大学生であれば法律を学ぶのはみんな初めてです。東大だろうとFランだろうとスタートラインは全員一緒です。

 

また、大学の法律の講義は優秀な教授が行っているので講義の質は大学の偏差値で左右されません。

 

②勉強の開始時期を決める

行政書士試験で重要なことは「勉強の開始時期」です。早く勉強に取り掛かればそれだけ有利に思いますが、実はそうではありません。行政書士試験に受かるにためには「短期集中」です。

 

1年前からダラダラ勉強しても受かりません。行政書士試験は半年、もしくは3か月間毎日8時間勉強することで合格できる知識量しか求められていません。

 

目安として法学部や法律の教養がある人は11月の試験の3か月前「8月」から集中的に勉強するのがベストです。

 

ちょうど大学の定期試験が終わってから行政書士の勉強に集中できます。

 

法学部以外であれば「4月」から勉強するのがおすすめです。勉強期間は7か月です。最初の4か月で基本的な法律の教養を身につけ、大学の定期試験が終わった8月に残り3か月短期集中で勉強します。

おすすめの勉強開始時期

法学部→「8月」

法学部以外→「4月」

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③在学中に合格したければ独学を避けるべき

行政書士試験はたとえ法律初学者であっても独学で十分合格できる資格です。ですが、在学中に合格したければ「独学」は避けるべきです。

 

独学を避けるべき理由

・モチベーションを保つのが難しい。

・余計な努力をしてしまう。

 

まず、モチベーションが保ちにくいです。行政書士として独立して稼いでいきたいと明確な意思がある人であれば別ですが、

「法学部だし民法を勉強しているから行政書士受けてみようかな」

「就職に有利そうだから受験しよう」

 

こういった理由で受験する人は独学だと途中で挫折しやすいです。難関大学で勉強に自信があるか、明確な受験理由がなければ行政書士試験の講座を受ける方がコスパが良くなります。

 

また、独学は「余計な努力」をしてしまいます。予備校の行政書士試験の講座であれば覚えるべき知識をすべて提供してくれます。それ以上のことは覚える必要がなく、基本的に合格までのプロセスを導いてくれます。若干受動的な気もしますが、予備校の行政書士試験の講座についていけば受かります。

 

行政書士試験の講座は何でもいいです。ある程度実績があればどこでも受かります。大学に行政書士講座がある場合も多いですし、最近は「オンライン講座」も人気です。

 

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④民法の勉強でつまづいたら勉強をきっぱりとやめる

行政書士試験は10人受けて8割以上の人が落ちます。難しい試験ではありませんが、簡単でもありません。

 

行政書士試験の柱である「民法」の勉強につまづくと、確実に合格できません。民法の理解が「会社法」や「行政法」につながります。

 

民法がどうしても理解できなければ、行政書士試験の勉強をきっぱりとやめるのも手です。その場合は比較的簡単な宅建にチャレンジをし合格した後のステップアップとして行政書士に再チャレンジしましょう。

 

⑤テキストと講座を選ぶ

行政書士試験を受ける目的が定まった後はテキストと講座を選びましょう。「テキスト」と「講座」選びはなるべく時間をかけないことが重要です。

 

何にしようか迷っている時間があれば全て試験勉強に費やす方が賢明です。

 

重複しますが、テキストと講座は「何でもいい」です。Amazonで上位表示されているものや有名予備校の出版であれば間違いないです。講座(オンライン)は価格にばらつきがありますので予算に応じて検討しましょう。

 

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ポイント
テキストと講座選びは1日で終えること。悩まず、すぐに勉強にとりかかる。

 

 

在学中に行政書士に受かるポイントまとめ

・法学部の強みを活かす

・法学部以外であれば法学部の講座を受講する

・勉強開始時期を意識する

・独学を避け、最短で合格する

・つまづいても気にしない

・行政書士を受ける目的を明確化させる

・テキストと講座選びに時間をかけない

 

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