「行政書士試験の勉強はトータルでどのくらい時間が必要なのか知りたい」
「なるべく短期で合格したい」
この記事はこんな悩みを持っている方向けです。
結論から言うと、行政書士試験の勉強時間は300時間~600時間程度と想定してください。もちろん、本人のやる気やバックグラウンドによっても大きく異なりますが、最短でも300時間は必要です。
■もくじ
1 行政書士の勉強時間の目安は300時間~600時間
2 最短の勉強時間で受かるためのテクニック
1 行政書士の勉強時間の目安は300時間~600時間
大手予備校では行政書士の勉強時間は600時間かかると言われています。
たしかに、法律の初学者かつ独学であれば600時間程度かかるかもしれません。しかし、法律の学習者や勉強に自信のある人であれば、半分の300時間程度で合格する人がいるのも事実です。
3か月で行政書士に合格したわたしの経験と、周りの合格者から聞いた話を基に具体的な目安は以下の通りです。
初学者(法律を初めて勉強する人) | 600時間以上 | 1日4時間で150日 |
学習者(法学部卒、法律資格持ち) | 350時間程度 | 1日4時間で87日 |
MARCH以上の学歴 | 400時間程度 | 1日4時間で100日 |
つまり、ある程度勉強に自信のある人は初学者でも1日あたり4時間の勉強を3か月近くすれば合格できる可能性があります。
初学者のポイント(法律を初めて勉強する人)
勉強をし始めて1~2週間は苦戦します。「自分は法律の勉強に向いていないんじゃないか?」「1年くらい勉強しないと受からなそう」
こんな気持ちで沈んでしまう期間がいずれ訪れます。
しかし、1か月もすれば苦手意識は薄れていきます。この洗礼期間から逃げずに堪えることで合格に近づきます。
学習者のポイント(法学部卒、法律資格持ち)
ある程度法律の知識がある状態で勉強をすることができるので有利な立場にあります。知識のある分野についてはテキストで深入りせずに過去問でアウトプットの訓練を中心に行います。
また、自分の実力を過信しすぎないことも大切です。行政書士試験は司法試験や司法書士試験と比べると簡単ですが、甘く見ていると落ちます。
MARCH以上の学歴の人のポイント
大学受験で経験してきた自分の勉強法を実践すれば3か月~4か月で合格まで持っていくことができます。大切なことは自信を持つことです。行政書士試験に受かる方がMARCHの一般入試に受かるより簡単です。
ポイント
行政書士試験は1年以上勉強する必要はない。
長くて6か月、短くて3か月あれば合格できる実力をつけることは可能
2 最短の勉強時間で受かるための3つのテクニック
行政書士試験を最短の勉強時間で受かるためには3つのテクニックがあります。
1 1日あたりの勉強時間を長くして短期決戦
2 時短ツールを使う
3 勉強スケジュールを緻密に立てる
1 1日あたりの勉強時間を長くして短期決戦
行政書士試験は1日2時間の勉強を半年間続けていても合格できません。1日2時間の勉強ではモチベーションの維持が難しく、記憶も定着しにくいです。
なるべく短期間で濃密な勉強をしなければなりません。
試験前の数か月間は、会社員であれば有給休みをとるか残業を減らす努力をしましょう。
1日あたりの勉強時間を長くして短期決戦
2 時短ツールを使う
勉強の効率化ができるツールを使うことでトータルの勉強時間を減らすことができます。
例えば、「通信講座を2倍速で受講する」「歩きながら講義を聴いて勉強する」
通信講座はだいたい200時間~300時間のボリュームです。2倍速にすれば半分の時間でインプットを終わらすことができます。
また、あらかじめ講義をスマホにダウンロードしておくことで歩きながら音声のみの講義を聴くことができます。
机に向かって、勉強する時間を減らすことができるのと、気分のリフレッシュにもなるので一石二鳥です。
時短ツールを使う
3 勉強スケジュールを緻密に立てる
勉強の前に、どのくらいの時間をかけて勉強するのかスケジュールを緻密に考えましょう。
私が実際に3か月で行政書士に合格した経験をもとにロードマップを作りました。併せて参考にして下さい
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勉強スケジュールを緻密に立てる
ポイント
・1日の勉強時間はなるべく長めに取れるように調整する
・時短ツールを使ってトータルの学習時間を短縮する
・勉強スケジュールは最重要
まとめ:行政書士の勉強時間は300時間~600時間で足りる
行政書士の試験は実務とは程遠い内容です。試験はなるべくさくっと受かって実務の勉強をするか、就職、転職活動などの本業に精を出す方が賢明です。
短期間で濃密な勉強
これが行政書士試験の勉強に大切なことです。勉強期間は短ければ短いほど良いです。平均勉強時間はあくまでも目安、本気で取り組めば初学者でも3か月で合格できます。
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