行政書士 行政書士試験の難易度

行政書士の難易度を他資格と徹底比較する【偏差値別で見る】

2019年8月28日

行政書士試験の難易度が気なって仕方がない人「行政書士になりたいけど、試験の難易度はどのくらいなんだろう。他の資格と比べると難しいのかな?行政書士より簡単な資格があれば知りたい。」

 

 

 

こういった質問を持っている方に、行政書士試験の観点から比較した他の資格をご紹介します。

行政書士と比較した資格一覧

 

以下の4項目を中心に行政書士試験と比較していきます。

 

【比較項目】
①科目 ②勉強時間 ③合格率(受験者数と合格者数) ④難易度を偏差値に換算

 

 

■行政書士

①科目:基礎法学、憲法、行政法、民法、会社法・商法、一般知識
②勉強時間:300~600時間
③合格率:10~15%。受験者数は40,000人、合格者5,000人程度
④偏差値:50

行政書士について
行政書士試験は初学者であれば600時間あれば合格できます。合格率も10%台と比較的低く難関資格の一つです。業務範囲がかなり広いのが特徴で、受験者数が多いです。

 

関連記事:行政書士の勉強時間の目安を初学者、学習者に分けて徹底解説します【意外と短い】

 

■ビジネス実務法務検定1級

①科目:民法と商法を中心にした実務で想定される取引やトラブルに関する問題
②勉強時間:200時間(2級に合格した人)
③合格率:10%。受験者数600人、合格者数60人程度
④偏差値:50

ビジネス実務法務検定について
1級については法務の実務家のための試験です。受験者は一般企業に勤務しながら法律の知識を付けたいという人が多いです。

ポイント

問われる内容を暗記しただけの知識では太刀打ちできません。
しかし、行政書士試験の合格者であれば数百時間勉強すれば1級にも十分合格できる難易度です。

2級、3級はもっと易しいです。

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■法学検定(アドバンスト<上級>コース)

①科目:法学基礎論、憲法、民法、刑法、選択科目(商法、民事訴訟法等)
②勉強時間:100時間
③合格率:20%
④偏差値:45

法学検定について
ベーシック(基礎)コース、スタンダード(中級)コース、アドバンスト(上級)コースの3つのレベルで実施されています。

アドバンスト<上級>コースは法曹を目指す人や法学部終了程度相当の知識が求められます。法学部卒であれば比較的簡単に合格できます。
また、行政書士試験より簡単ですが、選択科目に法学部の専門講義で習うような科目があるため1から勉強しなければなりません。

 

ポイント

・行政書士より難易度が低いが、法学検定を受けるメリットはあまりない。
・受験者数が少なくマイナー

 

■社会保険労務士

①科目:労働基準法を含む労働、保険に関する法令
②勉強時間:1,000時間
③合格率:5~10%
④偏差値:62

社労士について

難関試験のひとつで行政書士試験とあまり関連性がなく1から勉強する必要があります。特徴として相対試験のため年度によって難易度が大きく変わってきます。

労働関連や社会保障を巡る問題や法律は変化が激しいので、その都度勉強していかなければなりません。そのため、社労士として仕事をしていくのではなくスキルアップをするためだけに勉強したい人にはおすすめできません。

 

ポイント

・難関資格であり、合格すれば行政書士より独立がしやすい
・労働関連をめぐる問題でニーズが高まっている

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■FP1級

①科目:(1級)ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続事業承継
②勉強時間:500時間(FP2級に受かった前提)
③合格率:10~15%
④偏差値:57

FP1級について
資産運用や資金計画についてのコンサルティング業を行うのがFP(ファイナンシャルプランニング)です。
1~3級まであり、3級は比較的簡単ですが1級に関しては行政書士より難しいです。行政書士の業務と関連性があるのでダブルライセンスで主にコンサル業で独立する人が多いです。

 

ポイント

・実務経験を要し、難易度もそれなりに高いので合格には覚悟が必要
・FP1級の資格を取ると独立がしやすくなる

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■マンション管理士

①科目:民法、区分所有法等マンションに関する法律
②勉強時間:400時間
③合格率:7~10%
④偏差値:52

マンション管理士について
マンション管理士の仕事は「管理組合」の運営です。より簡単な資格に「管理業務主任者」があります。マンション管理士試験の受験者は不動産関連の実務がある人が多いです。行政書士試験で問われる民法より深く(区分所有に限る)問われます。

 

ポイント

・難易度はそこまで高くないがマンションに関して専門的な知識が問われる
・仕事で必要になった時に取るべき資格で、転職や就職に有利にはなりにくい

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■公務員試験(行政・大卒区分)

①科目:一般知能、一般知識、専門科目(民法や経済学)
②勉強時間:1,000時間
③合格率:役所による
④偏差値:50~65

公務員試験について
公務員試験は(行政)は実は行政書士と試験科目が近いので同時に勉強できます。また、行政書士試験は公務員に落ちた際に取るべき選択肢の一つです。

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ポイント

・ペーパーテストについては行政書士と同等もしくはそれ以上の難易度
・近年公務員の人気が高く、合格(採用)の難易度が高くなっている

 

■公認会計士

①科目:会計学、監査論、租税法、企業法、選択科目
②勉強時間:3,000時間以上
③合格率:10%
④偏差値:72

 

公認会計士について
弁護士と並ぶ文系最難関資格です。行政書士試験との親和性は低いです。3,000時間の勉強に加えて合格後の実務経験をつまなければなりません。

なお、公認会計士になると無試験で行政書士登録をすることができます。そのため、公認会計士と行政書士の両方に興味があり、勉強に自信がある人は思い切って公認会計士試験にチャレンジするのも1つの方法です。

 

ポイント

・行政書士試験より圧倒的に難易度が高い
・公認会計士は無試験で行政書士登録をすることができる

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■司法書士

①科目:民法、不動産登記法、商業登記法、会社法商法、民事訴訟法。刑法等
②勉強時間:3,000時間
③合格率:4%
④偏差値:69

司法書士について
司法書士は行政書士の上位職のイメージがありますが、実際の業務はかなり違います。相続業務など一部被る分野もありますが、司法書士は登記業務がメインです。登記の代理申請は司法書士の独占業務です。

司法書士試験と行政書士試験は試験科目が重なるために両方を受験する人も多いですが、難易度に雲泥の差があります。

 

ポイント

・行政書士のステップアップとして勉強する人が多い
・試験科目がほとんど同じのため、勉強に取りかかりやすい

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■弁護士

①科目:憲法、民法、民事訴訟法、刑法等
②勉強時間:3,000時間以上
③合格率:20~30% ※受験までの難易度が高いため、見かけ上の合格率はやや高くなる
④偏差値:73

弁護士について
法律資格の最難関です。行政書士試験で勉強したことは司法試験に活かすことができますが、難易度がかなり違います。行政書士試験以上に法律の「理解」が求められます。

司法試験を受験するためには法科大学院(ロースクール)に入学するか、予備試験に合格するか、どちらかが必要となるため一般の法学部生にとってもハードルが高いです。

なお、弁護士になると無試験で行政書士登録をすることができます。そのため、弁護士と行政書士の両方に興味があり、勉強に自信がある人は思い切って司法試験にチャレンジするのも1つの方法です。

 

ポイント

・合格率は高いが、司法試験に受験するまでの道のりが遠い
・勉強に相当の自信がないと受からない

司法試験(予備試験)についてもっと知りたい人はこちら

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■税理士

①科目:簿記論、財務諸表論、法人税法、所得税法等
②勉強時間:2,200時間以上
③合格率:10~15%
④偏差値:63

税理士について
税務に関するスペシャリストです。行政書士より難易度が高く、行政書士試験と科目が全く重ならないため、試験の親和性はありません。
AIやテクノロジーによって、業務が大きく変わってくるとされています。

 

ポイント

・難易度が高く税理士の将来性を考えると別の選択肢を選ぶ方がいい
・業務ミスが許されない職業

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■警察官(ノンキャリア)

①科目:教養科目
②勉強時間:150時間
③合格率:-
④偏差値:45(ペーパー試験の難易度)

警察官について
警察官の採用試験は教養科目が多くを占め、範囲が広く勉強がしにくいです。行政書士試験の一般知識やSPIの試験に似ています。
ペーパー試験の難易度はそこまで高くありませんが、面接や実技などが採用の大きく影響します。

 

ポイント

・警察官を目指す人は在学中に行政書士を取っておけばペーパー試験が簡単に感じます。
・警察官の採用試験ではペーパー試験対策はあまり重要ではないです。

 

■通関士

①科目:通関業法、関税法、通関実務
②勉強時間:300時間
③合格率:10~15%
④偏差値:44

 

通関士とは
税関手続の代行をするのが主な仕事です。あまり知られていないマイナーな資格です。
行政書士とは畑違いの仕事です。あまり関連性はありません。他の法律資格同様に受験者が年々下がっていると同時に難易度も下がっています。

 

ポイント

・通関士の資格をとっても就職や転職に有利に働くことはありません

 

■宅建

①科目:民法、宅建業法
②勉強時間:200時間
③合格率:15%程度
④偏差値:45

宅建とは
不動産営業マンにとっては必須の資格です。難易度も比較的低く、人気のある資格のためとっておいて損はありません。行政書士試験の勉強をしていればスムーズに合格できます。

 

ポイント

・人気資格の代表です
・宅建資格だけで稼げるようにはなりませんが、転職や昇進に活かすことができます

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◆大学受験

①科目:国数英理社
②勉強時間:300~3,000時間
③合格率:-
④偏差値:-

行政書士試験と大学受験を比較します。行政書士の勉強時間が300~600時間で合格率が10~15%と考えると、行政書士試験の難易度はだいたい日東駒専からMARCHの間くらいです。

 

まとめ:行政書士試験の勉強を活かせる難易度の高い資格は数多くある

行政書士試験の勉強が活かせる資格は意外と多くあります。試験に受かれば合格後のステップアップから、キャリアチェンジまで多くの道が増えます。

 

あなたは、なんとなく行政書士の資格を取ってみようと思って勉強していませんか?

 

行政書士の仕事は実際に業務をしてみないと分かりにくいところがあります。行政書士の資格にこだわりがなければ、あなたのやりたい仕事ができる他の資格の勉強も検討してみるのもおすすめです。

意外と知らない仕事が多くあるので「資格の資料請求」をして様々な仕事を見てみると視野が一気に広がります。

 

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