私は、初めて地番を見たときに住所に見慣れない「大字」という文字が付いていると戸惑いました。
実務につくと司法書士試験では知ることのないことが多くあります。そこで、大字について簡単に調べてみました。
ウィキペディアによると
大字(おおあざ)は、市町村内の行政区画である字(あざ)の一種である。基本的には1889年(明治22年)に公布された市制および町村制の施行時に従前の村名・町名を残したものである
引用Wikpedia
つまり、大字とは昔の行政区画単位です。住居表示の実施や行政区画によって廃止しているところが多いですが、中には大字、字を残している地域もあります。大都市では多くが廃止していますが、さいたま市や川崎市など一部の都市ではいまだに使われています。
大字については必ず知っておかなければなりません。登記簿謄本を取得するときに区画整理によって廃止された大字を地番に入れてしまうと性格に取得できません。そんなときは地番は最新のものを入力しましょう。分からない場合は法務局に電話で確認してもらうことができます。
他にも登記簿謄本が取得できない時に考えられる原因として
などが考えられます。
また、郵送する際に大字と字は省略することができます。
迷ったときは郵便局に確認しましょう。
大字とは関係ありませんが、郵便局のHPを読んで初めて知ったことがありました。
7ケタの郵便番号を記載すれば都道府県と市町村名は省略してもいいんですね。ただ、確実に届いて欲しいときはきちんと住所を書いた方がいいかもしれません。
「大字」や「字」は司法書士試験には出ませんが、実務では必ず目にすることになりますので、しっかり覚えておきましょう。
さらに、「地番」と「住居表示」の違いも同じく重要です。確認しておきましょう。