登記簿謄本(別名登記事項証明書)は手数料を支払えば誰でもどんな土地でも取得することができます。※自宅以外の土地の登記簿謄本を取得しても所有者に知られることはありません。
今回、自分で自宅の土地の登記簿謄本を取ってみます。
目次
まず登記簿謄本とは何でしょうか?
登記簿謄本とは不動産(土地や建物)の履歴書です。土地の広さはどのくらいか、誰が所有者であるか、どんな権利が付いているのかが記載されています。不動産の登記をする時や、不動産を担保に融資を受ける際に登記簿謄本が確認されます。また、土地の争いや相続の際にも謄本が重要です。
登記簿を取得するには二種類の方法があります。
①法務局に申請する
②オンラインで取得する
今回はオンラインでの不動産登記簿謄本(登記事項証明書)を取得してみます。
オンラインでの登記簿謄本取得方法は二つ
1専用ソフト
専用ソフトをパソコンにインストールすると簡単に登記簿謄本を取得できます。PDFで取れるのでかなり便利です。ただ、このソフトは司法書士事務所向けのソフトですので、個人で使うのは難しいです。
2ウェブ
ソフトを使わずにウェブ上で登記簿謄本の取得申請ができます。個人の場合はこちらから請求しましょう。
「登記ねっと」ここから登記簿を取得できます。
~登記簿謄本請求の流れ~
法務局作成の流れがとても分かりやすいので載せておきます。 「登記ねっと 申請手順」
大まかな流れとして
①申請者情報を登録
②地番の入力
③電子納付
④郵送を受け取る
1まずは申請者の情報を登録します
申請者情報を登録すると以下の画面になります。不動産の登記事項証明書をクリックします。
次の画面に移ります。住居表示、地番、不動産番号が分かっていれば右をクリックします。よく分からなければ左をクリックしましょう。
左(オンライン物件検索)をクリックしました。 ここで不動産の地番を検索できます。「土地」と「建物」は別々の登記簿がありますので注意してください。マンションの場合は敷地権化されていることがありますので土地と建物がセットになっています。分からなければ先に建物の登記簿謄本を取得しましょう。
検索が終わると以下の画面になります。次は請求書の作成→納付情報入力→送信になります。案内に従って進めましょう。
送信が終わったら、電子納付(500円)をしましょう。画面の下のほうに「処理確認」があります。ここをクリックします。
電子納付を使って登記簿謄本取得費を支払います。「処理状況確認」から納付ボタンをクリックします。
支払い方法は①ATMでの支払い②インターネットバンキングでの支払いがあります。
以下はインターネットバンキングの支払い手続きです。
電子納付が終わると終了です。
これでオンラインでの取得請求が終わりました。あとは登記簿謄本が届くのを待つだけです。
2日後に登記簿謄本が届きました。
登記簿謄本取得のまとめ
登記簿を取るのは難しそうに見えますが、実際は簡単でした。不動産の権利状況が気になる方は気軽にやってみましょう。
オンライン請求のポイント
あらかじめ必要なもの
土地の登記簿謄本を取得するには「地番」が必要です。
不動産の登記簿謄本を取得するには「住居表示」が必要です。
地番と住居表示が分からない場合は
1ブルーマップを調べる
2法務局に電話