法学部に入ると留年しないか不安になりますよね。思うように単位が取れずうまくいかない人が多いです。実際に法学部は他の文系学部より留年率が高い傾向にあります。
そこでMARCH法学部をなんとか卒業したわたしが、法学部を4年間で卒業するコツをご紹介します。テクニックが多いのですぐに実践できます。
こんな気持ちの人におすすめです。
■もくじ
1 なぜ法学部は卒業が難しいのか
2 法学部を4年間で卒業するコツ8選
3 法学部の試験を乗り切る6つのテクニック
4 法学部を卒業する前にすべきこと
なぜ法学部は卒業が難しいのか
まず、なぜ法学部は卒業が難しいのでしょうか。私の大学では法学部の同級生は4分の1が留年していました。海外留学等の理由も含んだ数字ですが、多くは学業不振です。つまるところ、単位が取れなかったことによる留年です。
それだけ単位を取るのが難しいということです。
①出席点がない
法律科目の講義には出席点がありません。出席点がないため定期試験の結果が全てです。試験もレポートはなく筆記試験のみで単位が取れるかかが決まります。
他の学部であれば出席点があり、残りは筆記試験やレポートの成績で決まります。毎回出席していれば余程のことがない限り単位を落とすことはありません。一方、法学部はどれだけ出席しても試験の結果が悪ければ単位が取れません。
②試験が難しい
単純に法学部の定期試験は難しいです。司法試験や国家公務員試験を目指して勉強をしている人と同じ土俵で戦わなくてはなりません。そのため、しっかりと勉強をして対策を練らないと単位が取れません。
法学部の試験で求められるのは「暗記」「理解」「答案作成能力」の3点です。条文や判例を暗記しているだけではなかなか単位が取れません。
法学部を4年間で卒業するコツ8選
法学部で留年する人が多いとはいえ、それ以上の人たちが4年間で卒業しています。ある程度しっかり勉強すればストレートで卒業は難しくはないです。そこで留年を回避するコツ8選を解説します。
①1年生のうちにできるだけ単位を取る
1年生が受けることのできる講義は採点が甘い傾向にあります。1年生のうちにできるだけ単位を取っておきましょう。また、4年生であっても1年生と同じ講義を受けることができます。
たとえば民法総則は比較的簡単に取れる科目です。
②採点の甘い教授を見つける
試験の採点基準は講師によって大きく異なります。まれに採点のかなり甘い人がいますので友達や先輩から情報を共有しましょう。
基本的には外部講師は採点が甘い傾向にあります。
③興味のない講義でも楽な単位を取る
とにかく卒業できればいい人は興味のない講義でも楽な単位を取りましょう。たとえ興味のある講義であっても厳しい採点の講師の場合は避けましょう。法律は大学以外でも十分学ぶことができます。大事なのは卒業することです。
④他学部の講義を取る
大学によりますが、法学部以外の講義も取ることができます。履修要綱をしっかり確認しましょう。出席点があり、レポート試験のみの講義は単位が取りやすいです。
⑤できるだけ教養科目を取る
せっかく法学部に入ったんだから法律の講義をとらなければという思いは捨てましょう。教養科目は圧倒的に単位が取りやすいです。大事なことは卒業することです。
⑤授業に出る
もっとも簡単な方法です。授業に出て勉強していれば単位は取れます。単位をこれ以上落とせない人や後がない人はとにかく授業に出ることからはじめましょう。
⑥ゼミを受ける
ゼミは単位が取りやすいです。あらかじめゼミの情報をリサーチしておきましょう。注意点としてゼミはレポートの発表があるので苦手な人はおすすめできません。
⑦最前列で授業を受ける
最前列で授業を受けることでメリットが多くあります。単位を確実に取りたい人は実践しましょう。
・講義に寝なくなる
・講義中にスマホを使えない
・質問がしやすい
・前で受けていることに高尚な気持ちになる
・集中しやすい
・講義中に指されやすい
⑧単位の取れるプログラムに参加する
夏休みに海外に行くプログラムに参加することで単位が取れることがあります。大変ではありますが、単位を取れる可能性はかなり高いのでおすすめです。
わたしの大学では海外以外にもスキー合宿のプログラムもありました。楽しみながら単位を取れます。ただし、倍率が高いことが多いので注意が必要です。履修要綱を確認しましょう。
法学部の試験を乗り切る6つのテクニック
法学部の定期試験を乗り切るにはテクニックが重要です。
と悩んでいる人には効果的です。
①試験範囲の確認と過去問の研究
法学部の試験で重要なことは「試験範囲の確認」と「過去問の研究」です。多くの講義では最後の講義で試験範囲を教えてくれます。普段講義に出ていない人も最後くらいは出ましょう。
過去問の研究も必須です。「浅く広く勉強するのか」「深く狭く勉強するのか」試験ではどちらか求められているのかによって勉強法が変わってきます。過去問から判断しましょう。
※過去問はネットで公開されていることもあるので早い段階から確認して普段の講義や勉強に臨みましょう。
また法律資格の勉強をしているからといって過信しないことも重要です。法律資格の試験と学部の試験はまったく別物です。たとえば司法試験に受かっても全く試験対策せずに定期試験に臨んでも単位取得は難しいでしょう。
②講義を分散させる
意外と見落としがちなのが試験の日程です。
大学にもよりますが、だいたい定期試験は1週間で終わります。定期試験の日程は講義の曜日とリンクしています。1日に多くの講義を入れてしまうと試験日程がハードになります。そこで、講義日程を分散させることはとても重要です。
時間割を組む際に試験の日程を頭に入れておきましょう。
③とにかく綺麗な字で書く
勉強不足であまり書けないときは、時間をかけてとにかく綺麗な字で書きましょう。採点する側も人間です。読みにくい字は評価が下がってしまいます。
④教科書の文言を暗記する
基本的に判例や教科書に使われている文言を使いましょう。法律科目は独特な表現が使われますが、自分の言葉に変えるのではなく文言はそのまま解答用紙に書き出しましょう。
⑤六法を使いながら勉強する
ほとんどの試験では六法が貸与されます。六法を開きながら自分で調べ勉強することで試験中に思い出しやすくなります。
⑥嘆願文を書く
あまりおすすめできませんが、嘆願文を書くことで単位を貰えることがあります。中には嘆願文を嫌がる人も多いので、どうしようもない時に書きましょう。
法学部を卒業する前にすべきこと
法学部はどこの大学でも卒業が難しいです。せっかく法学部を卒業するのですから学んだ知識を何か形に残しましょう。法学部で4年間勉強したとしても、法律とはまったく縁のない業界で働いているとすっかり法律の知識は忘れてしまいます。
これではもったいないです。
具体例としては法律の資格をとることです。法律の資格は弁護士や司法書士など数多くありますが、ほとんどの資格が難しいです。
しかし、実は難易度はそこまで高くないが確実にプラスになる資格があります。コスパのいい法律資格は「宅建」と「行政書士」です。
なんといっても法学部で4年間勉強してきた人からすると、とても受かりやすい試験である一方、需要のある資格です。
他にも法学部生が取りやすい資格が多くありますので一度調べてみると選択肢が広がります。
4年間で学んだことを資格に変えてみましょう。
まとめ:法学部は大変だけどコツとテクニックがあれば留年は回避できる
記事のポイントをまとめます。
・法学部が難しいのは出席点がなく試験が難解だから
・留年回避するコツを実践することで単位が取りやすくなる
・試験はテクニックで乗り切れる
・法学部をただ卒業するのはもったいないので資格を取る
法学部を卒業するのは大変です。
とにかく自分で勉強するしかありません。「どうしてもやる気が出ない」「勉強が苦手」といった人は勉強法の勉強から始めてみましょう。
最後に法律勉強の成果をぐーんと上げるのに役立つ本を1冊ご紹介します。
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